2017-04-05 第193回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
この層を接地逆転層と呼び、接地逆転層が形成されると、この層を突き抜けて空気の塊が移動するのを防げるので、空気の塊が拡散しにくくなるということで、一般的には委員御指摘の放射冷却という現象もそうでありまして、これは、この公田地域に限らず、放射冷却現象というのは見られるものでございます。
この層を接地逆転層と呼び、接地逆転層が形成されると、この層を突き抜けて空気の塊が移動するのを防げるので、空気の塊が拡散しにくくなるということで、一般的には委員御指摘の放射冷却という現象もそうでありまして、これは、この公田地域に限らず、放射冷却現象というのは見られるものでございます。
○水戸委員 このエリアは、大気逆転層。いわゆる逆転層というのは、普通は上に行けば行くほど気温が下がるというのが当たり前なんですけれども、放射冷却、そういう現象によって地上付近の気温が低下するというときに起きる現象なんですね。こういう逆転層が起こると、いわゆる空気の対流が起こらなくなってしまって、濃霧やスモッグが発生する要因となる。
それから、高尾の谷間に逆転層が発生することもアセスでやっておかない。つまり、情報を公開しないというよりも、情報をちゃんとみずからつくらないというそういう責任、それでやったことについては公表しない、これはおれたちのものだからおまえたちには話さないというそういう行政の対応自身に非常に大きな問題がある。
しかも、神戸市というところは、六甲山と瀬戸内の海に挟まれまして、逆転層がたびたび発生しているわけですね。ですから、大気環境の悪化が問題になっております。こうした大都市中心部での排出量の急増は、大気環境に深刻な影響を与えると思いますけれども、環境庁の御見解はいかがでしょうか。
ところが、この地域には接地逆転層が見られます。あるいは、自動車排ガスが秦野盆地の底にたまる。こういうような地元の皆さんの、もう日常生活の中でのいろいろな体験的な検査結果があるわけです。県の環境アセスでは、この接地逆転層について全く調査、予測をしていないのですけれども、この点について建設省は、新たにこれを足した、そういう接地逆転層などの調査を改めてやったというふうなことになっているのかどうか。
逆転層は、その発生を具体的に予測することは現状ではなかなか困難な状況でございますから、今回の第二東名等のアセスメントにおける大気汚染につきましては、一つに、道路による影響につきまして逆転層の発生しやすいとされている無風時も含めた予測を実施していること、二つには、地域のバックグラウンドや地形からの影響について地域の状況を反映した実測値を用いていることから、地域、地形の特性と逆転層の影響も見込んだアセスメント
今、逆転層のお話とか大型車の混入率の問題等々のお話があったわけでございますが、この都市計画につきましてはこれから手続を行うわけでございますが、この都市計画の案それから環境影響評価書の案等につきましては、これから具体的に公示をいたしまして縦覧を行う、また住民の皆さんの意見や市長の意見等を聞くことになるわけでございますが、さらに同時に、東京都の環境影響評価審議会にも諮問をいたしまして審議されるというふうに
放射冷却、逆転層、これが予測をされるということですけれども、当然この部分においても逆転層の調査を行うべきだと思いますけれども、その点いかがでしょうか。
○岩佐分科員 裏高尾の谷間では、見解書の作成に当たって、逆転層の補足調査を行っているわけです。ぜひここについても調査をやるべきだというふうに思います。 ぜんそくなど慢性呼吸器疾患の原因として注目をされている浮遊粒子状物質、SPM、これが逆転層で発生する、このことはよく知られています。逃げ場を失ったSPMは下層に、下の方に蓄積をされます。
先日の委員会で、圏央道のアセスメントの中で逆転層についての配慮がなされていないという指摘をいたしました。それによって評価がまるで違ってくるわけなのですが、この点についてはどうお考えになられますでしょうか。
○岡崎(ト)委員 時間を省略してまとめて質問しますが、先ほどの逆転層の評価では、将来予測ということも含めて、データの蓄積をしながらやっていきたいということ。それから公聴会のシステムについては、公告・縦覧をして住民の意見に反映させていく、知事にも知らせる、またそれを住民にも知らせるということで努力をしていきたい。
御指摘の逆転層は放射冷却や風速などの気象条件によりまして発生し、逆転層が発生すると、汚染物質が拡散しにくくなるなどの現象が生ずるというふうにされておりますが、その具体的な発生あるいはその影響ということについて予測することは現状では困難な状況にあると認識しております。
圏央道のアセスメントについてですが、かつて高尾地区でも指摘されました逆転層への配慮が全くなされていません。これは横浜の住民ですが、意見書が十万通近くも寄せられて、環境が悪化するということで住民の猛反対に遭っています。 そこで、この逆転層の実験が過去二回行われました。
狭い谷で逆転層ができて大気汚染が心配、こういう不安に対しては、アメリカの広い谷間での研究例を挙げて、大丈夫。これは私が国会で指摘をしたわけですけれども、これではもう住民の不安がなくならないのは当然だと思うのですね。
○三谷説明員 逆転層調査、私どもは、建設省ではゾンデを上げまして上空の温度、風向、風速の測定を行ったわけでございます。現地の専門家の方もいろいろな調査をやられたというふうに私も伺っております。回数等は評価書案に書いてあるとおりでございます。
狭い谷合い特有の異常に強い逆転層が観測をされて、一日に最高十七・五時間も逆転状況があるということが調査をされていますし、また曇天やあるいは夏場でも逆転層が観測をされる。普通は曇天だと起こらないとか、あるいは夏場は起こらないとか、そういうふうに言われているのですけれども、こういう中で逆転層が起こっているわけであります。
特に裏高尾は接地逆転層が起こるということが従来から、この計画が表面化する前から専門家によって指摘をされているのですね。つまり接地逆転層というのは、上の方の暖められた空気で下の冷たい空気がそれより上に出られないということですね。言ってみれば密封された状態になる、そういう逆転層問題なんですが、この逆転層について当初からいろいろな議論がありました。
ところが、ああいう本当に裏高尾の谷のような部分、特に逆転層が起きる盆地では山風、谷風があり、プルームモデルについては全く適用することが困難だというのがこれまでの専門家の言い方であり、東京都の予測手法の書き方なんです。そういう複雑な地形ではプルームモデルでは難しいというこ とが書いてある。あそこも非常に複雑な谷間の地形ですからプルームモデルは使えないというのが東京都の技術指針なんです。
京都盆地は十五キロ幅があって、あそこは逆転層があるんです。だから使えない。七百メートルで使えるなんてとんでもない。私も専門家から教えられて、ここに論文一つ読んでいる。これは宮崎の土呂久です。 ここは亜砒酸の焙焼炉があって亜砒酸の公害が大問題になった。宮崎大学の教授方が全部調べて論文を書いた。これを見ますと大変です。やっぱり逆転層がある。しかし、ここは谷の間千五百メートルですよ。
○斉藤(節)分科員 次は大気の問題でございますけれども、逆転層によって滞留する排気ガスがもたらす影響はどんな影響があるのか、何か随分心配しているようです。排気ガスがたまってそれが植物を枯らすのではないか、そういう心配もあるようでございますので、その辺はいかがなんですか。
○萩原政府委員 昔から武蔵野の平野で、ちょうど夕方ごろ逆転層が起こりましてもやがかかる、ある意味では非常にいい光景が現出されるわけでございますが、あれと同じように、逆転層はある温度分布のときに起こるわけでございます。いろいろ調査をいたしまして、逆転層の高さというのは大体三十メーターから百メーターぐらいの間に分布するだろうという調査をいたしております。
○上田耕一郎君 裏高尾反対同盟の山田事務局長は、新聞を見ると、いろいろ今度の中間報告について意見を述べておられまして、まず逆転層は五十メートルから千メートルあるということで、逆転層問題は大丈夫だということはない。それから風向きも、中間報告は谷を横切る風はないと書いてあるけれども、風向きも谷底に向かっていると。これはあそこに住んでいる人たちだから一番よく知っているわけだ。
それで、この地域でのいわゆる逆転層と呼ばれている層が夕方などにはできるわけでございますが、この層が大体三十メーターから百メーターのところでできるであろうといういろいろな観測結果が出ております。したがいまして、二十メーターなり三十メーターの排気塔からある程度のスピードをもって排気ガスを噴出させますと、この逆転層を突き抜けましてその上に拡散することができるだろう。
ところが煙突何は商うしても冬季はここは逆転層が起きるんですよね、地上二百メートルぐらいで。それ多いんですよ。だから煙突何は商うしてもこうなるよりしゃあない、上へ行かへんわ。それで、最大濃度のところが大体二キロ半から四キロ、五キロというのが尾鷲の観測でも出ていると。ほんまに大丈夫なんかという心配があるわけね。
どう見てもそんな高い金かけて逆転層があったとか気象条件どうこうと言ったってちょっとあんまりじゃないですか、これは。どうなんですか、この辺は。
局長は、都市計画決定時期について、昨年の私の質問に対して六十年十月ごろ、そう言われましたけれども、私先ほど指摘しましたように、逆転層問題についてもああいう程度だし、それからうそをついて抗議まで受けるという状況になっておりまして、私は都市計画決定は到底六十年度は無理だと思うんですね。その見通しをどうお考えになっているのかというのが第一点。
○政府委員(田中淳七郎君) 高尾山周辺の逆転層につきましては、昭和五十五年に柘植大学等が実施しました調査結果が公表されております。調査結果によりますと、高尾山周辺では二十ないし三十メートルから最大四十メートルの厚さで冷気層が形成され、その上が厚い温暖層となっております。なお、この冷気層の厚さは山岳地域での他の事例とよく一致しているそうでございます。
この裏高尾の一番の問題は、逆転層という問題なんです。それは秋から冬にかけて起きる現象なんですけれども、地表とそれから空中の温度差で燃やしたたき火の煙も逆転層にぶつかると横にたなびいていくという状況が起きるんですね。
それのおのおのによって、こういった逆転層等の影響も多分に違うと存じますけれども、先ほど申しましたように、そのときの空気中の湿度であるとかその他の影響、それから高度とか、面接見える見えないとは関係なく、地形がありまして、その地形によっていろいろな地上のクラッター、海上のクラッターその他の影響が上に出るということもございます。この資料だけでそうなったということは、ちょっと私どもとしてはわかりかねます。
それは逆転層でもあればということになるかもしらぬけれども。答えてください。
逆転層だけですと、こう言う。逆転層だけですと言う。逆転層というのは鏡のごとく反射をするから、レーダーが行くと――レーダー光線、レーダーというのは電波を出して飛行機にぶつかる、返ってくるから映るのですから、この電波が逆転層の鏡のごとくなっているところにぶつかると屈折してしまう。
片やは通産省の立地公害局公害防止指導課が出されております五十五年五月に出ている「東京湾周辺地域における二酸化窒素の高濃度発生と逆転層との因果関係等の検討」、この二つの文書。
このランプの設置個所も、先ほどと同じように幾らでも埋立地の緑地の中に建設が可能であるということになれば、この国道三百五十七号線の海寄りへの移転とかあるいはランプの位置の移動、そういうことを考えてまいりますと、東京湾の気象状況からして、海の先端を走らせた方が住宅地の環境を守る点、特に逆転層が生じ高濃度となる冬というのは九〇%以上北風が吹いている。
それから実際問題としまして、高いへいをつくりましても音が回折いたしましたり、あるいは冬場の気象条件によりましては逆転層というようなところにぶつかって、現在の段階では、必ずしもその効果が十分期待できないということもございまして、私どもとしましては、この三回のエンジンテストの結果を踏まえまして、A1地区にエンジンテスト場を移設したいと考えておるわけでございます。
おっしゃいますように、特に冬場の夜間におきましては逆転層に当たって意外に遠いところまで音が影響を与えるということもございまして、これを何とかしたい、そのために三度の調査においてどのような方法が一番効果があるかということを検討いたしまして、現在、通常U地区と言われておりますけれども、U地区において行いますエンジンテストの音、それを約三百メートル多摩川の河口の方に出しまして、しかも機軸をできるだけ海に向
すなわち、二百メーター以上の煙突を立てて逆転層の上に煙を送り出してやる、それは遠くの方へ運んでくれるからこれで被害はないんだという考え方なんです。高煙突広拡散、この方式を政府は指導したのであります。そうすると、いま普通の煙突の場合ではエアセット三十キロ、そうするとその中にみんなオーバーラップして入る。遠くにあらわれているからいいじゃないかと、そうでしょう。